☆①「月の神殿」で試された彼女の勇気
「この先に進みますか?、それとも引き返しますか?」
体験こそ、魂を成熟させます。
去年マチュピチュのさらに奥、ワイナピチュの裏側にひっそりと佇む「月の神殿」での出来事。
普通の観光客は訪れることのない、その聖域を目指していたとき、一人の参加女性に異変が起きました。
前夜に食べた食事が合わなかったのか、激しい腹痛。
僕達のツアーに同行していた現地シャーマン曰く、
「マチュピチュ村に虫下しの薬が売っているからそれを飲めば直ぐに良くなりますよ!」
急遽二人でホテルを出て、薬屋まで向かう!
マチュピチュ村の上り坂をアウキさんは余裕で早足で進んで行く!
僕はいつものようにまだ体が言うことを聞かない!坂になると体がまだ重たい。
たかが2000mなのに。。。
無事に薬を手に入れ、それを飲んだ彼女のお腹は落ち着きを取り戻した。
少し時間を遅らせてマチュピチュの月の神殿へ向かいました。

マチュピチュ、チチカカ湖の巡礼の旅!
現地ガイドのシャーマンを入れ、総勢13名!

今向かっている月の神殿は、かつては選ばれた女性、巫女的存在しか入る事が出来なかったマチュピチュの聖域!
マチュピチュ遺跡の一般ゲートからさらに奥に入っていく。

有名なワイナピチュとの分岐点を過ぎ、更に山の裏手の道を登って行く!

半分くらいまで来た時、彼女の足取りは驚くほど重くなっていました。
一歩、また一歩。
まるで亀のような、牛歩のようなスピード。

それは単なる体調不良ではありませんでした。
彼女の深いところに眠る「過去世のネガティブな記憶」が、聖域へ近づくことを拒んでいたのです。
お腹が痛くなったのは、ただの食あたりではありませんでした。
彼女の潜在意識が「ここには行きたくない」と食あたりを引き寄せました。
このツアーは単なる観光ではありません。
スピリチュアルツアーです。
彼女自身はいったい何が起こっているか?知りません。
僕とシャーマンは彼女に問いかけました。
「月の神殿に、進みますか?それとも、ここで止めますか?」
どんな時も本人の「自由意志」を尊重しなければいけません。
少し間をおいて、
彼女は静かな声で、「行きます!」と答えました。
彼女は丁度10年前、僕達の主宰するシャスタツアーに初めて参加しました。
その時の彼女は真っ白で都会的なオシャレさんでした。
それから少しづつ変化が起き、田舎暮らしを始め、素敵なパートナーを見つけ、今ではニワトリを飼っています。
肌の色は良く日焼けして、健康的!
良く海外の現地人に間違えられます。
10年前の彼女なら引き返していたでしょう〜
今、個人個人の巡礼のミッションを実行するべく13人全員でサポートしながら目に見えぬ目標へ進んでいます。
そこからは、時間との戦いでした。
他のメンバーは先に進み、僕と彼女だけが後からゆっくり、ゆっくり、付いて行く。
僕は余計なアドバイスはせず、ただ彼女の後ろを黙って歩き続けました。
ようやく辿り着いた月の神殿。

そこで彼女が何を受け取ったのか、それは彼女だけの神聖な体験です。

まだ彼女の月の神殿でのミッションは終わりません。
この山を自力で降りるまでは。
行きよりも足取りはさらに重く、他のメンバーには先に行って貰うことに。
お腹に力が入らないため、なかなか踏ん張れません。
数歩歩いては止まる、数歩歩いては止まる!
一歩進むごとに、彼女の呼吸が荒くなる。
彼女が自分自身と向き合い、一歩を踏み出すそのリズムを壊さないように。
それでも前に進み、あと30、40分でゲートに辿り着くかの頃、時間は15時に差し掛かっていました。
山に入った観光客が戻らなければいけないリミットでした。
痺れを切らしたゲートのスタッフが探しにやってきました。
「遊んでいたのではないか?」声を荒げて怒るスタッフ!
それをなだめるガイドのシャーマン!
状況を説明してもなかなか信じて貰えません。
重苦しい空気が流れています。
結局、僕はチップ(袖の下)を渡してその場をなだめました。
40分遅れでなんとかゲートを出るという、
主催者としては「スマートではない結末でした」!
それでもみんなが協力して、13人全員で行って帰ってくる事が出来ました。
彼女は深い部分で知っていました。
この「月の神殿」での過去世を解放するチャレンジを自分に課したことを!
彼女は「変化」しました。
朝の彼女とは、全く別人に生まれ変わった瞬間でした。

でも、この時の僕はまだ知らなかったんです。
彼女が味わっていた「彼女が体験した苦しみを。。。
そして、この出来事が数日後、アマンタニ島で僕自身に降りかかってくる「完璧な伏線」だったことを。。。
(次回、アマンタニ島へ続く)
『空腹と酸欠の果てに、シャーマンが放った一言』
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